屋根の種類と形状

家の外観について、とくに大きく影響する部分として「家の形」、「家の屋根」、
「外壁の素材」、この3つが大きく影響してきます。

今回は、外観に影響する3つの中でも、「屋根の形」に注目してみていきたいと思います。


【屋根の3つの要素】
屋根を見るとき注目したいのが、「形」「軒の出」「勾配」という3つの要素です。

▶代表的な屋根の形屋根の形状

①切妻屋根(きりづまやね)
上の絵のように、2つに折れている屋根のことを「切妻屋根」といいます。
切妻屋根はオーソドックスな屋根の形ですし、実際に切妻屋根になっている家を
よく見かけます。
シンプルな形のため、屋根のつくり方ひとつで家の雰囲気が大きく変わってきます。


②寄棟屋根(よせむねやね)
上の絵のように、屋根が四方向に下がっている屋根のことを「寄棟屋根」といいます。
屋根が四方向に下がっているので、外壁が無駄に増えることもなく効率的です。
また、家がどのような方角に建っていても対応できるのが寄棟屋根の特徴です。


③片流れ屋根(かたながれやね)
上の絵のように、一方向へ屋根が流れている屋根のことを「片流れ屋根」といいます。
片流れ屋根は見た目もシャープな印象になるのでモダンな住宅によく合う屋根です。
小屋裏の高さも確保しやすいので、ロフトや小屋裏収納も作りやすいという特徴も
あります。
ちなみに、片流れ屋根にする場合は屋根の勾配次第で見た目がかなり変わるので、勾配に
考慮して外観を整えるのがポイントです。


④陸屋根(りくやね・ろくやね)
上の絵のように、屋根らしい屋根をつけるのではなく、平らな屋根のことを「陸屋根」
といいます。(「りくやね」もしくは「ろくやね」)
陸屋根は、見た目が四角い家にしたい場合や、屋上をつくる場合に採用する屋根です。
また、屋根全部を陸屋根にするのではなく、玄関の庇のみ陸屋根にするということも

できます。



▶軒の出方
屋根の形状以外にも、軒をどれだけ出すかで家の外観や雰囲気はかなり違ってきます。

軒を出さない方が四角い家に見えるので、モダンな家などにしたい場合に適しています。
一方、軒があることで外観に陰影がついて家に落ち着いた雰囲気が出てきます。

軒があると雨や日射による劣化や汚れに強い家になります。
また、軒があることで夏は厳しい日射を遮ってくれつつ、冬は太陽の角度が低くなるので、
軒があっても家の中に光を入れることができます。


▶屋根の勾配
屋根の勾配とは、屋根の角度のことです。
同じ屋根でも屋根の勾配が違うと、家の外観がかなり変わってきます。
そのため、家の外観を考える際には屋根の勾配を変えてみるのも1つの方法といえます。

その他、屋根材によっても必要な勾配が変わってきます。
瓦屋根だと勾配がある程度ないといけませんし、金属製の屋根材なら緩い勾配の屋根にも
使うことができるので、理想の外観に合わせて屋根の素材を選ぶのも効果的です。



屋根の形は家の外壁材や窓と並んで、家の外観を決定づける大きな要素となります。
また屋根は外観だけでなく、雨を防ぎ、日の光を調整する機能も果たす重要な役割を
持っています。
屋根の形にこだわりつつ、機能も併せ持った屋根にしてあげると、外観だけでなく
住み心地の良い家にすることができます。

2018年12月06日