シンプルな空間に ー大壁ー


大壁のデザイン性
今回は、シンプルな室内空間を演出することができる「大壁」について
ご紹介します。


「大壁」とは?
木造軸組工法の壁の施工方法は、「真壁」と「大壁」の2つに分類する
ことができます。

「大壁」とは、構造体である柱や梁を、壁の中に隠してしまい、
表からは見えないように仕上げる造りのことです。



大壁のメリット
大壁は柱が露出せず、大きな壁が連続しているため、シンプルな室内空間を
デザインすることができます。

構造材である柱の存在を意識せずに、室内の意匠を計画できるというのは
大きなメリットです。

大壁は柱を構造材としてのみ用いるため、合理的に材料を使うことができます。

さらに、壁の中に筋交いを設けるなど、耐震構造のための施工がしやすいという
特長があります。



大壁のデメリット
大壁では、壁のパネルを柱の外側に張るため、室内の空間が真壁に比べて
若干狭くなります。

また、塗り壁の仕様にする場合には、大壁では塗り面積が広くなるため
壁の表面の割れが発生するというリスクがあります。





日本では、昔から建物といえば真壁であり、それに対して大壁は
明治時代に西洋から伝わった建物に多く見られます。

そのため一般的に、真壁は和風、大壁は洋風というイメージがありますが、
「自然素材の家」では、「和風」「洋風」という枠組みを超えて、
自分の好みに応じて選択してもよいのではないでしょうか。


2019年06月18日