フローリングの選び方

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フローリング

床の材質は、その家のグレードを左右するものです。
そのため家づくりの際には、良質な素材のフローリングを選ぶことがとても重要になります。

フローリングの画像 ブログ

日本でフローリングのある欧米住宅が一般的になったのは、第二次世界大戦以降であるため床の材質について深く考えることはあまり馴染みがないかもしれません。
しかし、イギリスなど海外では使い込んだ床材は貴重な素材として認められており、高額で売買されるものもあるほどです。

フローリング誕生の背景

フローリングの歴史はそこまで長くはなく、まだ数十年しかありません。
戦後、住宅の床の歴史を振り返ると、畳・板敷(無垢材)・カーペット・クッションフロアなど様々な床材が登場します。

高度経済成長後は「豊かさの象徴」としてカーペット(絨毯)が好まれた時期が長くありました。
今でも、50年前ぐらいに建てられたお家にお邪魔をすると居住だけでなく階段からホールまですべてカーペット(絨毯)が敷かれているというお宅もあります。
カーペット(絨毯)は板敷と比べて吸音効果が高いので集合住宅の上下階のトラブルを解消するために敷かれていることもありました。
平成初期まではカーペット敷のマンションが多かったようです。

ブログとコラム カーペット(絨毯)

ただ、カーペット(絨毯)にはダニやアレルギー物質が潜み健康被害が大問題になりました。
そこで、建材メーカーが開発したフローリングが現在も多く普及しています。

フローリング素材

フローリングの素材は、大きく分けると「無垢(単層)フローリング」と「複合(複層/合板)フローリング」の2タイプで、一般的に普及しているのは複合フローリングです。

ブログ2023.1 木のぬくもりを感じる無垢の床 見出し

無垢材の特徴

無垢材は、夏は素足で歩くと少し冷やりとして気持ちが良いです。
夏場は暑いので足がむれやすかったりしますが、無垢材には調湿作用があるので、快適な状態で過ごすことができます。

また、簡易的なリフォームとして、無垢材は薄く削ることで新築同様にすることができます。
最初はコストの高い無垢材ですが、一からすべて張り替えるとコストも高くなりますが、削ることにより長い目でみると少しお得です。

無垢フローリングとは、丸太から切り出した自然素材のままの状態で使用する木材のことで、3mm以上の厚みのものは「無垢材」と呼ばれます。

無垢材には、広葉樹と針葉樹があります。

広葉樹

広葉樹は硬く重たいため傷がつきにくいのが特徴です。
また、気に含まれる空気の割合が少ないため縮んで隙間がだきたり反ったりする心配も少なくなります。
その分、価格はやや高くなっています。

樹種は主に、ウォールナット(クルミ)・オーク(樫)・チェスナット(栗)・チェリー(桜)・ローズウッド(紫檀)・カラマツ(松)などの種類があります。

広葉樹の方が、色や木目のバリエーションが豊富で樹種による特徴も異なります。

針葉樹

針葉樹は木に含まれる空気の割合が多いので軽く柔らかさがあることが特徴です。
肌触りも良く、香りも豊かなことから、日本の住宅では好まれて用いられてきました。
質感が素朴なため、比較的リーズナブルな価格で手に入れることができます。

樹種は主に、スギ・ヒノキがあります。

複層(複合)フローリングの特徴

一方、複合フローリングとは、合板や集成材といった基材の表面に薄く削った木やプリントした特殊シートなどを張り合わせて作られたものです。

合板の基材の表面に突板(つきいた)と呼ばれる薄い天然木を貼ったり木目が印刷された特殊フィルムを貼り合わせるなどして人工的に加工されたフローリング素材を複合フローリングといいます。

突板は木材なので、無垢フローリング同様に樹種のバリエーションごとに色柄や風合いに特徴があります。
複合フローリングは傷がつきにくく、家具など重たいものを置いたり、物を落としてしまっても傷がつきにくいのが特徴です。

ある程度耐水性もあるため、液体をこぼしてしまっても拭くだけで済みます。小さいお子さまがいたり家具がたくさんあったりする家庭では複合フローリングにする方がお手入れやメンテナンスが楽かもしれません。

また、複合フローリングは価格が安いのもメリットです。
あまり床にお金をかけたくないけど耐水性や耐久性は欲しい、掃除も楽にしたいという方におすすめです。

それぞれメリット・デメリットはあります。
傷や汚れに強い複合フローリングは手入れがしやすいという利点はありますが、肌触りが良く木のぬくもりを感じることができる無垢フローリングもとても魅力的です。
使い込むうちに独特の風合いが生まれる無垢フローリングは床材としての価値も高いと私たちは考えます。

ブログ2023.2 注文住宅商品「くつろ木」 北欧スタイル

職人の施工性やメンテナンスのことを考えると、つなぎ目となる目地が少なくなる幅の広い無垢材で、幅190㎜・厚み1.5㎜のものがおすすめです。

 当社は、経験豊富な一級建築士が詳細な現地調査と綿密な打ち合わせをして、お客さまのご希望に沿った質の高い提案やコーディネイトのお手伝いをさせていただきます。

 また、詳細な見積りを行うため、お客さまのご要望で行う追加変更工事以外の追加料金は発生しません。
 お客さまのご要望で行う追加変更工事が発生した場合も、都度お見積りをさせていただき、ご納得されたうえで工事を行います。

 広島県庄原市・三次市で新築・注文住宅やリフォーム・修繕をお考えのお客さま。
 「HASEMOKU」では、お客さまにご満足いただけるように一緒に考えます。

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