前回(間取りのベスト10とワースト10 10位から5位まで)に続き
家づくりの楽しみであり、失敗すると怖い間取りのご紹介です。
家づくりを成功させて快適に毎日が暮らせれるように、家づくりの先輩たちが投票した「成功した間取り」と「失敗した間取り」をご紹介します。
前回に引き続き、ご紹介した間取りを参考に良い注文住宅やリフォームになるような一助になれば幸いです♪
成功した間取り
4位 パントリー
食料品のストックなどを収納できる食品庫をキッチン内に設ける家も増えてきています。
中に歩いて入れるウォークインタイプが主流で、とくに食料品のまとめ買いをするご家庭などに人気です。
冷蔵庫に入れない常温保存の食料品や場所をとるリサイクルゴミ箱を収納するご家庭もあります。
パントリーはキッチンだけでなく、外から搬入する動線も考えて設けた方が良いです。
キッチンと搬入口の間に設けると、買い物後の搬入やゴミ出しにも便利です。
3位 ウォークインクローゼット
中に入って歩けるスペースを残し、左右の壁に衣類などを収納するウォークインクローゼット(W.I.C)も人気です。
最近は、賃貸アパートなどにも設置されていることが増え使用したことがある人も多いと思います。
主寝室や子ども部屋など、寝室内に個別に設けるのが一般的ですが、家族で共有するファミリークローゼットとして寝室の外にまとめてつくるケースもあります。
家族共有のウォークインクローゼットは浴室・洗面室に近い入浴後の着替えに便利です。
玄関に近いと、外出前後の着替えがしやすく、また来客のコート類も収納することができます。
2位 リビングとつながる和室・畳コーナー
リビングと隣接した和室・畳コーナー。間仕切りの引き戸を設けるケースが多く、開けば空間が広く使え、閉めれば独立した空間ができ、臨機応変に使えます。
間仕切りがなくリビングの一部を畳みコーナー、段差を設けた小上がりの和室・畳コーナーも人気です。
小上がりの和室・畳コーナーは腰をかけたり段差を収納に活かしたりなどできて便利です。
段差があることで、間仕切りがなくても独立した雰囲気にすることもできます。
1位 対面式キッチン
シンクに立ったとき、正面に壁がなくリビングやダイニングと対面するキッチン。
子どもの様子を見守りたい人、作業しながら会話を楽しみたい人などに向いています。
キッチンとダイニングが対面するタイプの他にキッチンとダイニングが横並びでリビングと対面するタイプもあります。
下にある図はキッチンとリビングが対面、キッチンとダイニングが横並びになった配置例です。
ダイニングと対面する場合、ダイニングとキッチン間は回り込む動線になりますが、ダイニングとキッチンが横並びであれば、直線移動の短い動線になります。
失敗した間取り
4位 なんだか家事がしづらい!!!
家はそこまで広くないのに家事の動線が長くて効率が悪い!
家事効率の良い動線にするポイントは、洗濯動線を考えることです。
洗濯物を1階に干すのか2階に干すかなど、自身のライフスタイルに合わせて決めることです。
また、台所の動線とゴミの置き場所などもよく検討しておくことをおススメします。
3位 使わない空間が多い!
無駄な空間は、時には使い勝手が良くてゆとりを感じさせてくれることがあります。
ただ、そのような空間を憧れで作ったために使いこなせなこともあります。
無駄な空間を作らないためにはどうすれば良いのでしょうか?
豊かな空間とは使いこなせて豊かに感じさせるものです。
「新築だし」「注文住宅だし」と欲を張るのもいいですが、見栄や憧れだけではなく、自分が何年も使い続けることを想定することも大切です。
2位 部屋の配置が悪い!
リビング空間ばかり優先してしまい、家事動線を意識せず間取りを決めてしまった。
動線は考えていたものの、くつろぐ空間と家事動線が混在してしまい、気が散ったりメリハリがつきにくい間取りになってしまった。など
ゾーニングを考える際、つい広さの検討と動線に考えがいきがちになります。
その際、視線のゾーニングにも配慮しておくとコミュニケーションが取りやすかったり、落ち着いた空間にすることができます。
さらに5年後、10年後の生活シーンもイメージしておくことが大切です。
1位 収納スペースが使いづらい!!
水回りなどの収納はイメージできるので検討しますが、意外と落とし穴はリビング収納です。
リビングには家族が集まるので、共有の物と個人の物の二つが集まることがあります。
そのため、収納スペースに余裕をもたせておくと良いです。
共有の物は見せる収納。個人の物は隠す収納としましょう。
今回は、間取りのベストとワースト4位から1位までを紹介しました。
豊かな暮らしを実現させるために、設計の段階から家族としっかり話をしたりイメージをして家づくりを成功させましょう!
当社は、経験豊富な一級建築士が詳細な現地調査と綿密な打ち合わせをして、お客さまのご希望に沿った質の高い提案やコーディネイトのお手伝いをさせていただきます。
また、詳細な見積りを行うため、お客さまのご要望で行う追加変更工事以外の追加料金は発生しません。
お客さまのご要望で行う追加変更工事が発生した場合も、都度お見積りをさせていただき、ご納得されたうえで工事を行います。
広島県庄原市・三次市で新築・注文住宅やリフォーム・修繕をお考えのお客さま。
「HASEMOKU」では、お客さまにご満足いただけるように一緒に考えます。